ギンの備忘録

デジタルアートやプログラミングやテクノロジー関連のこと。

2021年に作成したものを振り返る

f:id:gin_graphic:20211230082439p:plain:w400

2021年にクリエイティブコーディングの活動での作成物を振り返ります。

目次


はじめに

2021年に作ったものの振り返りです。
一ヶ月ごとに振り返っていて、ひと月に3個前後の作品をピックアップして感想を書いています。

Twitterに投稿したもので気になったものや、印象深いものを埋め込みで貼り付けています。
埋め込みによって、画面的に長くなってます。

自分のための記事で、他の人が見てどう思うのかはよくわかりません。
振り返った本人は十分楽しめました。

2021年1月

これは32枚の絵をシェーダーで描いておいて、それをarc()を使って分割表示しています。

シェーダーで輝く点を作って描く表現は、この頃に出会いました。
この表現が2021年通して気に入って、よく使っていました。

シェーダーで派手な色を扱ってみた作品も作ってみました。
反響は大きかったのは派手な見た目だからですかね。

2021年2月

シェーダーを使って表現の中で、割とオリジナリティが出せたのがこの作品です。
淡い水彩のような色味を作れました。

PCD Japan2021のデイリーコーディングチャレンジで「砂漠」をテーマに作成したものです。
サボテンをモチーフにしたキャラを描いたのですが、イラスト系のものをここで初めて扱って苦労した記憶があります。

2021年3月

PCD Japan2021で山辺さんのKeynoteを聞いたので、データビジュアライゼーションに挑戦してみました。
2020年東京の気温データ使って可視化をした作品です。

波の動きを応用した作品を作ったのですが、twitterでいいねをこれ程多くもらえて驚きました。

グリッチを初めて扱ったのもこの頃です。

手書きの様な表現も試してみました。

2021年4月

この頃から写真を扱った作品にも挑戦してみました。

手書き風の表現は3月に引き続いて、この頃も追求していました。

和柄を再現するのを始めたのが4月で、制作の試行が見ます。

2021年5月

こういった数学よりの作品もたまに作ったりしていました。
これは反響も良かった記憶があります。

エッジ抽出を応用して作成していた時期もあります。
これ以外にもエッジ抽出は何度も使っていました。

2021年6月

ここで急に思い立って、数学を利用した作品作りを始めました。

引力・斥力のシミュレーションみたいなこともやってみました。

2021年7月

数学的な部分を作品に落とし込んでみるところまで頑張ってみました。

手書きっぽさ、水彩っぽさは、時々追求したくなり試行錯誤していました。

2021年8月

おかずさん主催のCreativeCoding花火大会に参加もしました。

この頃にアトラクターに挑戦し始めます。2021年制作においては一つ重要なきっかけだったと思います。
山辺さんに「マジナリー・ナンバーズ―コンピュータによるヴィジュアル・プログラミング・ラボラトリー」をおすすめされたこともあり、ターニングポイントとなった時期でした。

シェーダーの発光表現+アトラクターという、自分の表現を複数組み合わせることもできる様になりました。

「マジナリー・ナンバーズ―コンピュータによるヴィジュアル・プログラミング・ラボラトリー」を参考に制作しました。
この表現は作っていても面白いし絵も好みなので、教えてもらえたことに感謝です。

2021年9月

つぶやきProcessingでシェーダー描画をする挑戦もしました。(つぶやきProcessing + つぶやきGLSL)
きっかけはryotakoさんのツイートを見たことでした。
その後watさんも同じことに挑戦していて、交流もできて楽しかったです。

万華鏡っぽいものも作りました。気に入った表現でもあり、反響も大きくて嬉しかったです。

incre.mentさんとの交流があった作品です。私のリクエストでコードを教えてもらいました。
De Jong アトラクターを応用作品だったみたいで、自分の中で色々と繋がる感覚がありました。

2021年10月

4月、5月で作っていた和柄を作品に落とし込めました。
これはおかずさんのnoteの記事を参考にして作りました。

高尾さんのGenerativemasksのコードからdeconbatchさんがGargを作ってくれたおかげで、Generativemasksを気軽に使って遊べる様になりました。
Gargを初めて扱ってみた時の作品です。

2021年11月

写真をぐにゃぐにゃにする作品。
これはp5.Geometryを応用したのですが、黒狐さんとsayoさんのコードがものすごく参考になりました。

さやまさん作成のp5.patternがopenprocessingに組み込まれたので、それを用いた作品も作りました。

3月に試したっきりだったグリッチがここで再登場です。
これがProcessing Advent Calender 2021のネタになりました。

2021年12月

手書きで色を塗ったような表現がすごく素敵で、NUMさんにコードを教えてもらいました。
それを自分なりに作品に利用しました。

今までと少し指向を変えてみて、lineを使った作品を何個か作ったりもしました。

かわいらしいもの作るのも楽しいです。

まとめ

改めて振り返ると、周囲の方々に影響を受けたり、助けられたからこそ、一年続けて作れたと思います。
ここで名前を挙げた方以外にも、いいねやコメントをしてくれた方にも感謝してます。いつも励みになってます。

作ったものもバリエーション豊かといえば聞こえは良いですが、方向性はバラバラですね。
やり方は特に変えないと思うので、これからも思いついたものを作ってきたいと思います。


ちなみに、作った作品のコードを公開しなかったりするのは、
変数名・関数名が機能と一致してなかったりして、コードが人に見せらる状態でなかったりするからです。
気になった物は言ってくれれば、コードを整えて公開しますので、お気軽に。